2011年に発生した新潟・福島豪雨で大きな被害を受けた只見線は、10年という歳月をを経て2022年に鉄道での全線復旧をします。大規模な災害に見舞われながらも復旧に向けて進んでいる只見線は、倒れても倒れても立ち上がるプロレスラーを彷彿とさせます。困難な状況に陥ってもあきらめず立ち上がっていく沿線地域と只見線を応援しています。
第5回只見線列車内プロレス お休みのお知らせ
2021年10月に予定しておりました、第5回只見線列車内プロレスですが、新型コロナウイルスの感染状況から、2021年の開催をお休みすることに決定いたしました。現在の状況では、列車内でのプロレスを安心して実施、観戦することは難しいと判断いたしました。
この春から定期的に会議を重ねてまいりました。どうにか開催できないか?停まっている窓全開の列車の中だとできるのでは?無観客でオンラインだと実施できるのではないか?等、実施に向けて前向きなアイディアがありました。
しかし「走っている列車の中でプロレスをやる、あの熱量」まで上げることができなかったため、実施を諦めました。楽しみにされていた皆様には、誠に申し訳ありません。
東京オリンピックの競技種目に採用されていれば、華やかに開催できたのですが、力不足が悔やまれます。
来年2022年は、いよいよ只見線鉄路全線再開通の年です。来年は列車内プロレスが再び実現できるように準備を進めております。1年お休みは寂しいですが、カウント2.9から立ち上がった只見線の列車内でまた来年お会いしましょう!
2021年8月4日
只見線県境プロレス実行委員長 目黒公司
実行委員一同
只見線列車内プロレスとは
只見線列車内プロレスは、2017年に魚沼市青年会議所主催ではじめて開催され、JR線では初めて列車内プロレスが行われ話題となりました。発起人の思いの「地域の宝である只見線で地域を盛り上げる」ことから始まりました。
列車の中でプロレスをすると聞くと「イロモノ」「ただ珍しい企画」と感じますが、そうではありません。只見線は2011年の新潟・福島豪雨の被害により廃線の危機に立たされました。しかし地元住民の強い思いで全線鉄路再開通が決定しました。
プロレスは追い込まれてカウント2.9から不屈の闘志で立ち上がる。その姿に廃線寸前まで追い込まれた只見線を重ねています。プロレスラーが立ち上がるには観客の歓声が必要です。それは只見線も同じです。
そういった只見線への応援を増やす。可能性がある、自由な場所。そういった只見線の応援企画です。
全面協力 新潟プロレス
株式会社新潟プロレス様のご協力により、ツアー参加者は只見線車内でのプロレス観戦をお楽しみいただけます。さらに、ライター、編集者でプロレス解説者の鈴木健.txt氏を迎え、列車内プロレスを実況解説していただきます。
熱いプロレス魂の新潟プロレス皆さんと、新潟県、福島県の只見線沿線地域の皆様のご協力により開催いたします。
第1試合 只見線列車内プロレス
新潟県魚沼市 JR越後須原駅発 貸し切り列車内にて
第2試合 只見線応援チャリティ試合
福島県南会津郡只見町 只見振興センター特設ステージにて